2001/07 ~ 2004/08 掲載分

[52] 和歌山県田辺市立美術館 ワイエス展 投稿者:Blueberry 投稿日:2004/08/03(Tue) 17:32 

7月31日(土)田辺市立美術館でワイエス展が始まりました。台風10号通過で紀伊半島は暴風雨、予想外のオ―プニングとなりました。しかしながらこの日を待ち望んでいたワイエスファンは悪天候をものともせず美術館に足を運んで下さいました。一番乗りをされた地元の紳士は「ワイエスは母が大好きなんですよ。いやーいいですね。水彩とは思えない筆致の部分があったのですが、油彩も使っているのですか?」との専門的なご質問、そう言えば、シンシナティ美術館の修復家が「油彩は使っていないはずですがワイエスは水彩画の中にテンペラも使っているようだ」と言ったのを思い出しました。画家の秘密に踏み込むようで、まだ確認はとっていませんがいずれ機会を見て尋ねてみたいと思っています。
 太平洋に臨む南紀の海岸近い美術館で、大西洋を望む小高い丘に建つオルソンハウスを描いたワイエスの作品群を見て、人々はどのように感じるのでしょう。
 新庄総合公園の緑に目を浄化され、ギャラリーへ足を運ぶとワイエスの絵がそこにあることが全く自然に感じられました。みごとなロケーションとワイエスの絵の融合・・・展示も素晴らしいです。
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[51] Have we met before? 投稿者:blueberry 投稿日:2004/06/13(Sun) 23:31 

 梅雨入りのこの時期私はワイエスの島へ想いを馳せています。2002年6月18日は私にとって記念すべき日となりました。丸沼芸術の森のワイエスコレクション画集制作のために、約2週間メイン州ロックランドに滞在して取材をしていました。毎日ファーンズワース美術館で資料を調べたり、オルソンハウスへ出かけて、ガイドのダドリー・ロックウェル氏から話を聞いたりしていました。
 ワイエスにはアポイントメントが取れなかったので、お会いできるとは全く思っていませんでした。しかし彼は気まぐれに美術館に立ち寄ることがあるから、会えたらラッキーですよ!と美術館の関係者が言ってくれた通り、本当に偶然にワイエスに出会えたのです。彼はヘルガさんとご一緒でした。  
 このときのことは画集に詳しく書いてありますが、今でも鮮明に覚えていることは、握手をした時の画家の手の柔らかさ、全く予想外でした。そして最初に彼が言った言葉「Have we met before?」。なんとも嬉しいご挨拶、お会いしたことはありませんが、写真では何回かお目にかかっていたはずなのです。
 5月末ワイエスご夫妻はいつものようにメインへ旅立ったそうです。この7月、87歳を迎えるアンドリュー・ワイエス、メイン州からのニュースが待ち遠しいところです。To be continued.
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[50] ワイエスフォーラムを終えて 投稿者:blueberry 投稿日:2004/05/26(Wed) 09:22 

2004/5/22.23.の両日丸沼芸術の森でワイエスフォーラムが開催されました。今年も全国から約100名の参加者があり、和やかな雰囲気の中でワイエスの世界を共有しました。
休憩時間にはオーナーの須崎氏手作りのあんぱんやマフィンとコーヒーのサービスがあり、ボランティアの方たちの温かいおもてなしが皆様に喜んでいただけたようです。
ここにアンケートに書き添えてくださった皆さんの感想の一部をご紹介いたします。(M-男性、F-女性)
・講演、ワークショップとも肩がこらず楽しく勉強できました。(50F)
・様々な方向からワイエスを見せて頂き大変参考になりました。(50M)
・津神氏の講演では今まで知らなかった画家に会うことが出来、大変面白かったです。技法についても、テンペラは初めてではありませんでしたが、絵の具を手で作って線を描くだけでも単純に楽しく、私としては満足できました。(20F)
・中身の濃い活動だと思いました。10年間是非続けてほしいです。(30M)
・テンペラであの質感を出すということはすごい時間がかかることだと身をもって感じることが出来ました。(20F)
・ワイエスが好きで集まってきた人たち、それぞれの情熱や意気込みを感じました。(40M)
・とても興味深いお話で時間が短く感じられました。パーティでお互いの交流や話し合いが出来るのを楽しみにしています。(60F)
・ワークショップで村上氏のお話がよかったです。さらに深くお聴きしたいと思いました。再登場を期待しています。(40F)
・これまで背景を知らないで見ていましたが、きょうのお話を聞いて、ワイエスの作品をより深く鑑賞できたように思います。技法に関しても、初めての体験で戸惑いましたが大変面白く、もう一度機会があればやってみたいと思います。(50F)
・高橋先生の講演でワイエスの心情から技法までいろいろ伝えていただき感謝です。(50M)
・ワイエス技法を改めて学び、非常に勉強になりました。
・大変刺激を受けました。ワイエスを微視的に見るおもしろさを感じました。それを綜合する視点もまた必要ですが・・・。(60M)
・絵画に無知な私には、作品の中にある理屈がなんと多いことかということに驚嘆しました。初めての参加で、楽しくおもしろく、貴重な経験をさせて頂き感謝いたしております。(50F)
・画集「アンドリュー・ワイエス/オルソンハウス」を拝読いたしました。大変意義のある書籍だと思います。講演、ワークショップとも、多様な視点での捉え方を知ることが出来ました。(20F)
・初めて参加させて頂きました。ワイエスをここまで掘り下げた話を聴く機会は滅多にないので本当によかったです。個人的には技法に興味がありますので、次回は技法について詳しいお話しが聴けたらと思います。(20M)
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[49] ワイエスフォーラム & ワイエス素描展 投稿者:blueberry 投稿日:2004/05/17(Mon) 14:56 

この春、丸沼芸術の森では第4回ワイエスフォーラムを開催いたします。今回はアンドリュー・ワイエスの素描25点を展示いたします。メイン州の海岸に近い小高い丘に立つオルソン家と、そこに暮らした姉弟を、約30年間にわたって描き続けたこのシリーズは彼の画業の中でも大変重要なものです。天才的とも言われるワイエスの素描、その情動の趣くままに描かれた線には驚嘆させられます。
このフォーラムでは、『画家たちのアメリカ』の著者であり、長年アメリカ美術界を凝視して来られた津神久三氏および愛知県美術館でワイエス展を担当され、ワイエス夫妻とも面識のある学芸員高橋秀治氏の講演を予定しております。
ワークショップでは参加者がそれぞれのワイエス観を語り合い、またワイエスの技法を実際に体験するなどユニークな内容を企画しております。今回は津神氏、高橋氏とともに、熊本県立美術館学芸員村上哲氏も担当されます。
 
2004年5月22日(土)
[第1部]講師:津神 久三氏
13:10~14:40 演題「アメリカ絵画史におけるワイエス」
15:00~16:30 ワークショップ
テーマ別グループディスカッション
A:ワイエス入門(津神 久三氏)
B:ワイエスの技法(高橋 秀治氏)
C:作品の舞台(村上 哲氏)
17:00~19:00 講師を囲んでティーパーティー
2004年5月23日(日)
[第2部]講師:高橋 秀治氏
13:10~14:40 演題「ワイエスの作品の部分と全体」
15:00~16:30 ワークショップ
テーマ別グループディスカッション
A:ワイエス入門(中村 音代※)
B:ワイエスの技法(高橋 秀治氏)
C:作品の舞台(村上 哲氏)
(※当館ワイエス担当)
  ■会場:丸沼芸術の森展示室
■定員:各回50名
   (応募者多数の場合は抽選)
■参加費用:
フォーラム参加費用 2,000円
フォーラム両日参加費 3,000円
パーティー参加費(22日)
          別途 1,000円
■申込み方法
お名前、ご住所、ご連絡先(Tel、Fax/e-mail)、参加希望を明記の上、丸沼芸術の森までお申し込み下さい。
締切り:5月19日(水)
■お問合せ先
丸沼芸術の森
〒351-0001
埼玉県朝霞市上内間木493-1
Tel/Fax:048-456-2533
Email:marunuma@art.email.ne.jp------------------------------------------------------------------------
[48] アンドリュー・ワイエス水彩素描展 投稿者:blueberry 投稿日:2004/04/11(Sun) 21:05 

姫路市立美術館(兵庫県)でアンドリュー・ワイエス水彩素描展が4月6日から始まりました。西日本巡回展のスタートです。丸沼芸術の森コレクションから、ワイエスの水彩素描『オルソンハウス・シリーズ』115点を公開しております。ワイエスの天才的な技法に出会える貴重な機会をお見逃しなく。
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[47] 《A Wyeth Family Christmas》 投稿者:blueberry 投稿日:2004/01/13(Tue) 21:20 
返信  昨年暮れにメイン州ロックランドのワイエスセンターでは「ワイエス家のクリスマス」と題してクリスマス向けに描いたN・Cワイエスの「Old Kris」、ジェイミーの「Sable」が壁に掛けられ、家族で交換したクリスマスカードや手作りのプレゼントなどがたくさん展示されていたそうです。珍しいものばかりで、一般の人々がショッピング街で目にするような飾りは全くなく、全て手作りというすばらしいコレクションの数々であり、中には1930年代のLionel trainやワイエスの兄、ナサニエルが作ったおもちゃの城を父、N.Cが中世の要塞風に描いた思い出深い作品も含まれていて注目を集めているらしい。
ワイエス家がいかに想像性豊かな生活を送っているかを知らしめることとなったこの展覧会のある日、息子ジェイミーは家族に伝わる祝日の大変ユニークな過ごし方をワイエスセンターで講演されたとありました。
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[46] A Happy New Year 投稿者:blueberry 投稿日:2004/01/13(Tue) 21:15 

新年明けましておめでとうございます。
今年最初の「ワイエスわーるど」をお届けいたします。
 昨年86歳のワイエスがメインで完成させた作品は7点で(テンペラが1点、水彩が7点)だそうです。現在ファーンズワース美術館ではこれを含めた30点が展示されています。
ワイエスは人々にタイトルや絵の内容を言葉や文字で伝えることを嫌います。なぜなら、はじめに絵ありきとの思いがあるからです。
昨年末幸運なことにメインに住む知人のエッセイスト、デボラ・デルフォンソさんがメインの新聞に載ったワイエスの記事をおくってくださいました。そのなかには昨年の夏描いた水彩画「Sailing Through」の写真がありました。厚い雲に覆われた空、白波が立ち、荒れる海原の海峡に漂う白い帆船が描かれ、手前にはワイエスのアトリエらしき建物もあります。メインの初冬の海がパノラマに描かれていて神秘的です。
ひと夏に7点も仕上げるのは大変エネルギッシュだったから出来たことで周囲を驚かせています。
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[45] The Village 投稿者:blueberry 投稿日:2003/11/15(Sat) 22:54 

映画のタイトルは、”The Village”で4人の人気スターは、Sigourney Weaver, Adrien Brody, William Hurt, Joaquin Phoenix,だそうです。フィラデルフィアの新聞 Philadelphia Inquirer に詳しい記事がありますのでご興味のある方は下記のHPをご覧下さい。http://www.philly.com/mld/inquirer/news/local/states/pennsylvania/counties/chester_county/7178443.htm
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[44] Hollywood Movie 投稿者:blueberry 投稿日:2003/11/13(Thu) 10:53 

メアリー・ランダさんによりますと、チャッズ・フォードも冬の到来のようです。そんな中、ハリウッドの人気スター4人がワイエス家の近くで映画の撮影をしていて、その中の一人が『The Aliens』に出たSigouney Weaver、彼女は昨日ブランディーワイン・リヴァー美術館を訪ねてワイエスの絵の勉強をしていたらしい。なんと、ワイエスは明日監督と昼食をすることになっているという。 趣味といえば歴史の本を読むことと、シネマを見ることというワイエスが、映画監督とランチを共にすることになり、どんなにわくわくしているのか想像できます。映画情報が入り次第お知らせいたします。ワイエスの健康についてメアリーさんに尋ねましたら―AW is wonderful-healthy and full of mischief!
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[43] ベツイ・ワイエスの世界 投稿者:blueberry 投稿日:2003/10/13(Mon) 23:25 

 ワイエス夫人、ベツイさんはメイン州に大きな二つの島(ベナー、アレン)を持っています。個人の島なので、これまで誰も許可なく近づくことは出来ませんでした。この夏アメリカのインテリア雑誌『Architectural Digest June 2003,July 2003』にベツイさんが建てたという家々が紹介されました。大小さまざまな建物、青い空と海、白いボート、草を食む羊たち、のどかな島の美しい風景はまさに楽園のようです。島のいくつかのスポットはワイエスに描かれました(Jupiter,1994,Two If by Sea 1995 etc.)。
夫人はこの島で数人の使用人たちと共に農作業や魚の養殖、そして趣味の編物やインテリアを楽しんでいます。
 ワイエスはあまり島は好きではなく、週の半分はアトリエのある本土で過ごしているようです。
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[42] Olson Houseがランドマークに! 投稿者:blueberry 投稿日:2003/10/13(Mon) 22:09 

ワイエスが描いたオルソンハウスが、この10月末にアメリカ合衆国のランドマークに指定されるそうです。メイン州ロックランドにあるファーンズワース美術館のクリストファー・クロスマン館長によりますと、「現存作家の描いた場所が歴史的建造物『Landmark designation』として指定を受けるのは合衆国では初めてのことで、大変喜ばしい」と言っていました。 また、オルソンハウスでガイドをしているダドリー・ロックウエル氏は、今年90歳を迎えましたが、ボランティア活動の功績が認められて名誉賞が贈られるそうです。今後、オルソンハウスはますます注目されることでしょう。
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[41] ワイエスの誕生日 投稿者:blueberry 投稿日:2003/07/24(Thu) 22:57 

7月12日、ワイエス氏は86歳の誕生日を迎えられました。
メアリーさんによりますと、ワイエス氏はこの頃賑やかに祝ってもらうことを好まず、今年の誕生日にもお二人の息子さんたちだけが
参加したそうです。 とても元気に制作されていらっしゃるようです。
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[40] 「シリ・エリクソン」シリーズ 投稿者:blueberry 投稿日:2003/07/01(Tue) 12:22 

メイン日曜通信
2003年6月22日(日)
1970年アンドリュー・ワイエスが描いた『シリ』は、ブランディーワイン・リヴァー美術館のコレクションのひとつです。 現在、ロックランドにある、ファーンズワース美術館では夏の展覧会『アンドリュー・ワイエスとエリクソン家』を開催しています。
《不朽の名声を得たワイエスの隣人たち》
「ロックランドより」~メインの夏は、ファーンズワース美術館のアンドリュー・ワイエス展で始まりました。「アンドリュー・ワイエスとエリクソン家」展では、クッシングの隣人、エリクソン家を描いたテンペラ、水彩、素描を約30点展示しています。
 1967年秋、チャッズフォードへ帰る直前、ワイエスはエリクソン家で13歳のシリに出会いました。30年間ワイエスの友人であり、モデルであったクリスティーナ・オルソンがその冬に亡くなってしまい、ワイエスは深い悲しみに打ちひしがれていました。クリスティーナの葬式の日に再び見かけたシリを、まるでクリスティーナの再生のように感じたのです。 
春になり、メインへ戻ったワイエスはエリクソン家を訪れ、娘のシリを描かせてほしいと頼み、その後約10年間にわたりシリと父親のジョージを描きました。
作品は完成度の高い貴重なものばかりです。 1968年に描いた『ザ・サウナ』はテンペラ作品として、最初の裸体画となりました。
メインで初公開の『シリ』シリーズは、10月26日まで展示しています。お問い合わせはファーンズワース美術館まで、
(tel)207―596―6457 (Fax)207-596-0509
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[39] ホットドッグ大好きというワイエス 投稿者:blueberry 投稿日:2003/06/19(Thu) 22:37 

 5月末メインの島に渡ったワイエスご夫妻は、時々ロックランドのダウンタウンへ繰り出し、ファーンズワース美術館を訪れたり半年振りの海辺の町を満喫していらっしゃるようです。
 つい最近のことですが、クリスティーナ・オルソンの姪である、ジーン・ブルックスさんによりますと、ワイエスご夫妻とクロスマン館長がお揃いで、ホットドッグ屋さんにいらして、とても楽しそうなご様子だったとか。ご夫妻の無邪気さは相変わらず健在のようです。
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[38] ダドリー・ロックウェル氏について 投稿者:blueberry 投稿日:2003/04/01(Tue) 22:39 

4月12日から始まるワイエス展の準備に追われていて、このページのことをすっかり忘れていました。また少しづつ書いていきます。
ダドリー・ロックウェル氏は、ワイエス夫人ベツイさんの義兄です。
オルソン家の対岸に住んでいて、夏の間オルソンハウスを訪れる人々へ、ワイエスご夫妻とオルソン姉弟の関係について語ります。昨年93歳になられたダドリーは、ジョークがお得意で話術に長けた方でした。
「クリスティーナの世界」のモデルは当時35歳のベツイさんが、55歳のクリスティーナのかわりにポーズをとった。アルヴァロのポートレート『オイルランプ』は、アルヴァロが夜に新聞を読んでいる間にスケッチした。アルヴァロが死んでしまったので、彼の部屋には窓を描かなかった」など、絵の説明やクリスティーナのご両親や弟たちについても話して下さいます。
ダドリーのもうひとつのお得意は、オルソンハウスのモデル作成です。庭のライラックの枝を切って実に巧妙に作ってあります。この春丸沼芸術の森のワイエス展で展示する予定です。お楽しみに。
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[37] ワイエスの周辺~ふたたび 投稿者:blueberry 投稿日:2003/02/14(Fri) 23:56 

ワイエス夏の地~オルソンハウスについて
ワイエスが30年間描き続けたオルソンハウスは、クリスティーナとアルヴァロが亡くなったあと、10年近くも空き家になっていたのを、オルソンハウスシリーズをコレクションしていた映画監督のJoseph E. Levine氏が買取り、ワイエスミュージアムとしてオープンした。しかしその後まもなくJohn Sculley 氏の手に渡り、氏は夏の別荘として使っていたが、建物が老朽化してきたので、1991年ファーンズワース美術館に寄贈した。
 やがてクリスティーナの弟たちが家の周りの土地を切り売りし始め、アルヴァロのブルーベリー畑に大きな倉庫が建った。危機感を抱いたファーンズワース美術館のクリス・クロスマン館長は、ワイエスの絵のロケーションを残そうと、残りの土地を全部買い取った。 そのおかげでいまでは、オルソンハウスを訪れる人々は自由に、敷地や野原を散策することができる。現在、オルソンハウスはファーンズワース美術館が維持管理にあたり、そのための寄付を募り、修復も毎年行われている。夏の間は一般公開され、ファーンズワース美術館の入場券で入室可能となっている。
あの『クリスティーナの世界』に描かれている草原では、クリスティーナの真似をしてポーズをとる人や、自生しているブルーベリーや草花を摘んでクリスティーナとアルヴァロのお墓に供える人たちもいる。オルソンハウスにはヴィジターの為にメモ帳が置かれていて、ぱらぱらとめくってみると、毎年、巡礼地のように訪れる身障者の人々や、オルソンハウスで結婚式を挙げたカップル、また、家の中でアルヴァロの幽霊に遭遇したという人々がそれぞれに思いのたけを綴っていた。つづく~このあとオルソンハウスの名物ガイド、ダドリー・ロックウェル氏のお話をご紹介します。
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[36] ワイエスの周辺~ふたたび 投稿者:blueberry 投稿日:2003/02/12(Wed) 22:39 

ワイエス夏の地、メイン州~
《ファーンズワース美術館について》
メイン州ロックランドの海辺の小さな町にあるレンガ色の建物、広い敷地に大小四つの建物を所有する。1948年、地元の資産家ウイリアム・ファーンズワース氏の財産を相続した娘、ルーシー・ファーンズワースは父親の偉業をたたえる記念として、図書館と美術館を自宅の隣に建てて欲しいと遺言し、その意志によりファーンズワース美術館は設立された。そのため正式な呼称は「 William A.Farnsworth Library and Art Museum 」となっている。1973年、家屋敷は19世紀中期の代表的上流家庭の建築物として史跡登録され、美術館を訪れる人々に開放されている。 
建物は3階から成り、地下室には展示室と講堂、ワークショップ&研修室、1階には企画展示室、図書室、2階にはメインの現代作家の作品を展示している。主な所蔵作品は約6000点、メインで活躍する画家(エドワード・ホッパー、ウィンスロー・ホーマー、ロックウェル・ケント等)の作品。
特に、ワイエス親子3代が夏にメインで描いた作品のほとんどが、ここのワイエスセンターで所蔵されている。
教会をギャラリーに改築したという白亜の美しい建物、ワイエスセンターではサマーショーと題して、ジェイミー・ワイエスが描いたロシアのダンサー、ヌレーエフ展『Capturing Nureyev』が内容豊かに開催されていた。日本でのジェイミーの知名度はまだそれほどでもないが、アメリカでは人気急上昇中と聞く。それを裏付けるかのように展覧会場はいつも込んでいた。
昨夏、滞在中開催されていた企画展は、ワイエスがメインで描いた作品展(薪ストーブやゼラニューム、最近の作『ドラゴンセメント』もあった)、ワイエスオフィスの隣の展示室では、ワイエスがコレクションしている兵隊人形や子供の頃に描いた戦争のデッサン、ラルフ・クラインを描いた『パトリオット』、『ザ・ジャーマン』等兵隊を描いた作品が数点あった。
美術館では若い芸術家を育てるために13歳~17歳の学生たちに作品発表の場を提供しようと、今年隣にある小さなギャラリーを購入、年2回の展覧会を6月16日スタートさせた。美術館からのスタッフは一人でその他はすべて出品者である学生たちが企画、運営、展示まで携わっているという。美術館では年間を通して様々なイベントを企画し、多くの人に美術に親しんでもらえるよう工夫されている。
ワークショップはそれぞれの世代別(子供、家族、10代、大人)にプログラムが作られ、講演も多い。何よりも感心した事は、地元ロックランドの人々は入場料が無料だということ。私が滞在している宿屋のスタッフたちがワイエス家についてとても詳しいので驚いたが、ここは夏のワイエス情報発信地、誰もが親子3代の絵に関心があり、大変親しみをこめて話題にする。ファーンズワース美術館の存在は地元の人々の誇りとなっているのを感じた。小さな港町だが、夏の観光シーズンのおかげで、美術館を訪れる人々は年間10万人を超えるという。
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[35] ワイエス最新の作品 投稿者:blueberry 投稿日:2002/12/03(Tue) 08:17 

アメリカ、メイン州、ロックランドのファーンズワース美術館では、現在、アンドリュー・ワイエスが、1944年~2002年に描いた作品20点を展示している。その中には、息子ニコラスを描いた『Nicholas』や、骸骨にハワード・パイルから譲り受けたという海軍のコートを着せたご自身の肖像画『Dr.Syn』などもある。そして、注目すべきは、この秋に完成した『Heaven's to Betsy』、絵はテンペラ画で夫人のベツイさんを描いたものらしい。この作品は、ほんの短い間展示された後、チャッズフォードのご自宅で、ベッツイさんを描いた他の作品、『Maga's daughter』『Outpost』『French Twist』などと一緒に展示されているそうである。
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[34] 第2回ワイエスフォーラム&水彩素描展 投稿者:blueberry 投稿日:2002/04/02(Tue) 08:18 

丸沼芸術の森コレクションによるアンドリュー・ワイエス水彩素描展と第2回ワイエスフォーラムを開催いたします。
<フォーラム>
第1部 4/20(土)13:00~14:30 クリス・クロスマン氏講演
         14:50~16:00 ワークショップ
               【A】ワイエスの絵画技法                    【B】作品の舞台
               【C】ワイエス入門
16:30~18:00 クリスさんを囲んでパーティ
第2部 4/21(日)13:00~14:30 高橋秀治氏講演
14:50~16:00 ワークショップ                      【A】【B】【C】
参加費:2000円,
 両日参加(3000円)パーティ参加(別途1000円)当日支払
応募方法:往復はがきに、①氏名、②住所、③電話、④参加希望日、⑤希望ワークショップをお書きの上お申し込み下さい。 応募締切 4/5(金)必着  
<お問い合わせ>丸沼芸術の森展示室 048-456-2533(fax共)
042-925-8623 担当 中村           
<水彩素描展> 4/22~5/6 (10:00~17:00)
             
観覧料:500円(一般、大学生、)
          無料(高校生以下、美術学生、60歳以上、) 
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[33] クリス・クロスマン氏からのメッセージ 投稿者:blueberry 投稿日:2002/03/03(Sun) 11:12 

4月20日のフォーラムで講演をご依頼しているアメリカ、メイン州、ファーンズワース美術館館長、クリス・クロスマン氏から日本のワイエスファンへ講演に先立ちメッセージが届きました。
   **********************************
<メッセージ>
このたび丸沼芸術の森主催、第2回ワイエスフォーラムにお招きいただき光栄に存じます。『クリスティーナの世界をふたたび・・・」と題して講演したいと考えております。須崎氏の所蔵作品から初期の水彩画、習作、テンペラなど1939年~1969年までワイエスが描いた多くの作品をスライドでお見せするつもりです。
また、トマス・イーキンスやエドワード・ホッパーなど他のアメリカンアーティストとの様々な面での比較、『クリスティーナの世界』を、イラストレーターとして名声を博した父、N,C,ワイエスに受け継がれた伝統的アメリカンリアリズムにさかのぼりその位置付けをしたいと思います。
皆様とお会いできるのを楽しみにしております。
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[32] 第2回ワイエスフォーラム 投稿者:blueberry 投稿日:2002/02/01(Fri) 12:22 

ワイエスファンの皆様、寒中お見舞い申し上げます。新年早々1月5日に横浜から所沢市へ引っ越してきました。パソコンの操作を誤ってしまいしばらく使えませんでした。 新年のご挨拶が遅れまして大変失礼いたしました。
 さて、4月20,21日のワイエスフォーラムにアメリカ、メイン州、ファーンズワース美術館館長、クリストファー・クロスマン氏をお招きして、講演をしていただくことになりました。 ワイエスと大変親しく、オルソンハウスを管理、保護することに尽力された方です。 ワイエスについて多くの記事を書いていらっしゃいますし、メアリー・ランダさんが絶大な信頼を寄せていらっしゃる方です。
今後の情報にご期待ください!!
motohashi様、ご寄稿ありがとうございました。フォーラムでお目にかかれるのを楽しみにしております。
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[31] 感動のワイエス展 投稿者:motohashi 投稿日:2002/01/07(Mon) 14:41 

 おめでとうございます。
昨年、ワイエス展を「美術の窓」誌で開催を知り車で
早朝2時間半ほど掛けてやっと無事、丸沼芸術の森会場
に行く事が出来ました。数多の拝見に感動で一杯です。
購入したポスターを自室に張り、時々図録に見入っています。
今年、4月に再度開催予定との事今から楽しみにしています。
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[30] ワイエス展の図録について 投稿者:blueberry 投稿日:2001/11/28(Wed) 07:14 

ご投稿ありがとうございます。
昨日は、日経の記事をご覧になったという方々から電話が殺到しました。
日本にこれほどワイエスファンがいらしたことに、驚きそして嬉しく思います。 丸沼芸術の森では238点のワイエスの作品を所蔵していますが今回はその中から30点だけを展示しました。展示室が小さいので、毎年フォーラムの際に少しずつ出していきたいと思っています。
来年4月にワイエスフォーラム第2回を予定しています。アメリカからワイエスにかかわりの深い方をお呼びしての講演、また国内のワイエス研究家による講演、ワークショップを2日間に渡って開催する予定です。そのさい10点以上の作品を展示する予定です。
図録はまだ少し残っていますので、下記の方法でご注文をお受けいた
しております。
1冊 1500円
送料  310円 (1冊430グラム、書籍扱い)
現金書留で丸沼芸術の森展示室宛にお送りください。
〒351-0001 埼玉県朝霞市上内間木493-1
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[28] 見逃したのは残念~! 投稿者:秋光 投稿日:2001/11/27(Tue) 13:36 

今朝の日経で展示会をやっていたこと知りました。見れなくて本当に残念です。次回見逃さない為にはどうしたらいいのでしょうか?
4月20日のフォーラムには是非参加したいと思います。
小生はチャズフォードのブランディワイン美術館にも何回か足を運びワイエスの生家の辺りも散策しワイエスの世界に浸ってきました。福島県立美術館にもいい絵が三点程あります。
是非、図録を現金書留で注文させて頂きますので残しておいて下さい!
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[27] 私も図録を購入したいのですが… 投稿者:ちろる 投稿日:2001/11/27(Tue) 10:27 

本日(12/27)の日経新聞を見て
こちらでつい先日までワイエス展が行われていたのを知り
見逃した事をとっても残念に思っている者です。
下記のカキコミで拝見したのですが
通販で今回の展覧会の図録を購入することは私でも可能でしょうか?
[23]で書かれていた方法で良いのなら早速申し込みをしたいのですが・…。
後、丸沼芸術の森ではワイエスの作品を沢山所蔵しているそうですが
今後の展覧会の予定、貸し出しの予定などは
現在どんな感じなのでしょうか?
お教え頂けたら嬉しいです。
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[26] ワイエス展大成功!! 投稿者:blueberry 投稿日:2001/11/26(Mon) 06:59 

ワイエス展大成功 投稿者:blueberrry 投稿日:2001/11/23(Fri) 08:59
ワイエスファンの皆様、迷路のような丸沼芸術の森へようこそおいでいただき誠にありがとうございました。お蔭様でワイエス展は、丸沼芸術の森展示室での入場者記録を大幅に更新するほど盛況でした。
 
10/20~11/18までの1ヶ月間で1860人もの人々が訪れ、遠くは北海道、鹿児島からわざわざ来られた方々もいました。
神戸からという若い美術学生さんは夜行バスで長い時間揺られ、朝、開館と同時に展示室に入り、約6時間も展示室で過ごされたのです。 ワイエスの絵の中に込められた魂を呼び合うことが出来たのでしょうか。 祈るような気持ちになって見ていらしたそうです。 ワイエスノートに寄せられた感想のなかに、同じような内容を書いた若い方が何人かいました。・・・ 感動させられます。
また、今回は、20人以上の団体で訪れた方々が5組もありました。
ワイエスという画家の絵の素晴らしさに惹かれた人々、丸沼芸術の森というユニークな活動の場所を見たいという人たち、友の会に入った、入りたいという方々、本当に多くの人々に注目されるようになりました。
NEWS!!  11/27 日経新聞朝刊に メアリー・ランダさんのインタビュー記事が載ります。 どうぞご覧下さいませ。
最後になりましたがご多忙中にもかかわらず、最終日までお手伝いいただきました友の会の方々、芸術の森のアーティストの皆様に深く感謝いたします。ありがとうございました。
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[25] こんばんわ! 投稿者:ナ-ジャ 投稿日:2001/11/16(Fri) 18:13 

こちら側の項目はちゃんと見ていなかったようです。
今日、私の掲示板似、ここのことをちょっとだけ書きました。
それではまた明日。
http://www.ne.jp/asahi/nanja/monja/
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[24] ありがとうございました! 投稿者:Tomomi 投稿日:2001/11/13(Tue) 00:21 

近日中に準備いたします!
はぁーホッとしました。
来年こそはぜひ参加したいと思います。
情報ありがとうございました!
実は画集はヘルガとクリスティーナの世界の2冊しか持っていません。ほかの2冊は絶版でした。それで展示会や図録でしか見ることができない作品が多いのでとても助かりました!
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[23] ワイエス展の図録について 投稿者:blueberry 投稿日:2001/11/12(Mon) 10:12 

Tomomi様
ワイエス展の図録をご希望いただきましてありがとうございます。
YES, 図録の郵送をいたしております。昨年の巡回展で出品した115点が載った図録で、ワイエスが原画にかなり近い色彩だと絶賛してくださいました。
1冊 1500円
送料  310円 (1冊 約430グラム)
現金書留にてご注文ください。
(宛名) 〒351-0001 埼玉県朝霞市上内間木493-1
      丸沼芸術の森展示室 中村 まで       
Tomomi様、 来年4月20,21日に第2回のワイエスフォーラムを計画しています。 根強いワイエスファンに支えられ、もっと内容的に充実したものにしたいと、須崎代表以下はりきっています。 今年遠い方は、岡山、神戸、京都、山形、宮城、福島などからも参加してくださいました。 来年はご一緒できるといいですね。
ではご注文お待ちしています。 
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[22] 教えてください。 投稿者:Tomomi 投稿日:2001/11/11(Sun) 21:49 

はじめまして。
私は中学時代に水彩画「アルヴァロとクリスティーナ」を見て彼に魅了され、お小遣いをためて当時2万円もする画集を手にした時の嬉しさは今でも忘れられません。今回はとても行きたかったのです。講演もぜひ聞きたかった!距離的に難しく時間がとれませんでしたが、ぜひ図録だけでもほしいと思っていますが、通販はしていただけますでしょうか?
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[21] ワイエス展大好評!! 投稿者:blueberry 投稿日:2001/11/08(Thu) 11:16 

丸沼芸術の森展示室で開催中のアンドリュー・ワイエス水彩素描展は、オープニング以来毎日多くの観覧客に恵まれ、本日は1000人を突破出来そうです。 水彩、素描はワイエスが対象に対してエモーションを感じたとき短時間で素早く描くという最も得意とする技法です。
観覧する方々の中に、多くの現役画家や美術学生が多いことから
考えますと、ワイエスの技法の人気の高さが伺えます。
過日催されたワイエスフォーラムでは、愛知県美術館の高橋秀治氏が
ワイエスの絵画技法について講演して下さいました。その後ワークショップでワイエスの技法を参加者の皆様に実習して頂きました。
また、メアリー・ランダさんの説明もあり、ワイエスをよりいっそう理解できてよかったという多くの声が届いています。
今展示室では、現在のワイエスの様子をビデオでご紹介しております。18日まであと10日ほど、もっともっと多くの方のご来場をお待ちしております。
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[20] ワイエスフォーラム大盛況!! 投稿者:blueberry 投稿日:2001/11/04(Sun) 06:31 

先月末、10月27.28.に開催されたワイエスフォーラムは、お蔭様で大盛況のうちに幕を閉じました。両日とも満員で、メアリーランダ氏、高橋秀治氏の講演はワイエスファンを魅了したようです。
ワークショップでは、実際にワイエスの技法に挑戦してみたり、ワイエスの人物像、作品の舞台になった場所について皆さんで話し合うというなごやかなものでした。
来年も皆さん参加したいというご希望でしたので、内容のあるフォーラムを考えていこうと思います。
メアリーさんも、皆様のワイエスに対する熱い思いを感じ、大変喜んでいました。
皆様の御協力本当にありがとうございました。
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[19] 丸沼ワイエス展オープン!! 投稿者:blueberry 投稿日:2001/10/20(Sat) 23:05 

 きょう10月20日、いよいよアンドリュー・ワイエス水彩素描展が
始まりました。昨日は関係者による内覧会も行われ約60名の方々が参加してくださいました。丸沼芸術の森の小さな展示室に、ワイエスの水彩素描30点を展示した日、その迫力に私は鳥肌が立つ思いがしました。
 そしてきょう、初日さわやかな秋晴れに恵まれ52名の観覧客があり、まずまずのスタートとなりました。多くの方々にこの素晴らしい作品群を見ていただけることを願っています。 
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[18] メアリーさんからのメール 投稿者:blueberry 投稿日:2001/09/23(Sun) 19:37 

メアリーさんは、きょうワイエスに会うためにメインへ出発しました。
出発前に、送ってくださったメールは私にとってとても嬉しいものでした。
先日、この秋のワイエス展を観覧される皆様に、ワイエスの世界を感じていただきたいので、いろいろな面白いイベントを考えていることをメアリーさんへお伝えしました。
ワイエスは、オルソンハウスでクリスティーナの焼くブルーベリーケーキが大好きでした。 丸沼芸術の森の庭園では?オルソンカフェ"
がオープンします。展覧会期間中皆様にブルーベリーのケーキやクッキーを味わっていただきたいと思っています。 またそこでは
ワイエスも愛用している須崎社長手作りのマグカップで薫り高いコーヒーや紅茶などもお飲み頂けます。
10月27日、フォーラムの後のパーティでは、スペシャルイベントとして、ワイエスの好きな音楽、バッハとシベリウスの曲をフルートで演奏していただく計画もあります。
このような計画をメアリーさんにお知らせしましたら、とても素晴らしいイベントで、メインでワイエスにお伝えしたらきっとびっくりして大喜びするでしょうと言っていました。
それから、メアリーさんの講演の内容を少し教えてくださいました。
第1章、クリスティーナの世界とオルソンハウス
第2章、ワイエスの経歴
第3章、前大統領を描いた時にまつわる面白いエピソード
第4章はエンディングで現在執筆中
そのあと、ワイエスご夫妻の現在の暮らしの様子とモデルたちについても、たくさんのスライドを使ってお見せするそうです。
丸沼芸術の森と須崎社長への強い信頼から実現したメアリー・ランダさんの講演は大変貴重なものです。 秋の一日どうぞワイエスの世界をご堪能ください。 
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[17] ワイエスはだいじょうぶです 投稿者:blueberry 投稿日:2001/09/17(Mon) 21:23 

メアリー・ランダさんへこの度のテロ事件のお見舞いを送りましたら、お返事が届きました。 ワイエス氏やめありーさんの周辺はお蔭様でご無事だったようです。
あまりにの惨劇に、アメリカの人々は先行きにかなり不安を感じている、アメリカは変わってしまうかもしれないとも言っていました。 
メアリーさんは。ワイエス氏の最新の様子をカメラに収めるため、9月下旬にメインへ行く予定だそうです。
フォーラムでは、あの巨匠に出会えますよ!
ご期待ください。
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[16] Information 投稿者:blueberry 投稿日:2001/09/08(Sat) 07:37 

丸沼芸術の森でこの秋、ワイエス展、ワイエスフォーラムを開催する予定です。
フォーラムでは、講師にワイエスの秘書、学芸員を23年間務めていらっしゃるメアリー・ランダ女史とワイエスご夫妻と面識があり、ワイエス展を企画されたことのある、愛知県美術館の主任学芸員、高橋秀治氏をお迎えいたします。
丸沼芸術の森での初めての企画ですので、皆様に満足していただけるような楽しい催しにしたいと、スタッフ一同、日夜、案を練っております。 現在参加者を募集中!! 詳しくはHPをご覧ください。
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[15] ワイエス展のポスチラが出来上がりました 投稿者:blueberry 投稿日:2001/09/01(Sat) 19:37 

 きょうは9月1日、気分も新たにワイエスに取り組んでいこうと思います。 昨日やっと10月20日から始まる丸沼芸術の森主催のワイエス展のポスター、チラシ、チケットなどが届きました。
 ポスター、チラシには、「クリスティーナの世界」の習作を選びました。ワイエスが魂をそそいで描いたといわれる作品であり、オーナーの須崎氏が最も魅了されている作品のひとつです。
 チケットには、「オイルランプ」というアルヴァロの素描を選びました。アルヴァロがたった一度だけポーズをとってくれたという作品です。
 今までにない雰囲気のポスターが出来上がりました。
もうすぐ皆様のお手元に届くかもしれません。 ご覧になられたら
ご感想をお寄せください。
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[14] ワイエスファン 投稿者:blueberry 投稿日:2001/08/19(Sun) 07:36 

一週間の夏休みをお盆を挟んでとりました。 知人友人などいろいろな人との出会いの中で、お二人の外国人とワイエスについて語る機会がありました。
 ジェニファーさんは、この秋から新潟県新発田市でALTとして働くというアメリカ、コネチカット州から来られた大学卒業したばかりのフレッシュなお嬢さん。ご自分でも水彩を描くという彼女はニューヨーク近代美術館へ「クリスチーナの世界」を見に何度か訪れたそうです。アメリカではワイエスはとても人気があるという生の声を聞いてうれしかった。
 
 マイケル・ワード氏は国連機関、世界銀行に勤めるイギリス人経済学者、ワシントン在住なのでペンシルヴァニアのワイエスの家のあるチャズフォード、ブランディーワイン・リヴァーバレーやミュージアムは遠来のお客様や家族を連れて時々訪れているとのこと。12年来の友人で、この度IMFの会議のために奥様同伴で来日され夕食を共にしました。
 珍しいことに、彼はあの大財閥デユポン家で食事をした事があるというのです。 そこで私は、「ワイエスの次男、ジェイミーの奥さんは、デユポン家の出身だそうですがご存知ですか?」と伺ってみましたら、
「それは知らなかったけれど、デユポン家にワイエスの絵がたくさん掛かっていたこと、彼らがブランデーワイン・リヴァーミュージアムにワイエスの絵をたくさん寄贈しているそうだから、それはあり得る話だ」と彼もまたアメリカ人はワイエスの絵が好きですよと言ってくださいました。
 ワイエスファンに出会うのは、今何よりの楽しみ、このコラムを読んでくださっているワイエスファンの方、どうぞ情報をおよせください。 
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[13] 「遥か彼方」について 投稿者:blueberry 投稿日:2001/08/05(Sun) 22:00 

ワイエスが息子ジェイミー、6歳の時描いた作品です。父と息子は野原を散歩していたが、ジェイミーはおもちゃの兵隊を落としてしまった。それを探しにいって戻ってみると、物思いに沈んでいるジェイミーを見つけました。その表情にこころを動かされたワイエスは、水彩画で描き始めた。しかし描いているとジェイミーがかぶっていたアライグマの毛皮の帽子にとても惹かれ、そこで初めてドライブラッシュで仕上げるることにしたのです。 アメリカ開拓時代の伝説的英雄、Davy Crokettもかぶっていたというあのアライグマの帽子と、南北戦争以前に誰かが履いていたというつま先部分がメタルで出来た古ぼけたブーツは、ジェイミーご自慢のアウトフィットだったそうです。
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[12] ポスターについて 投稿者:blueberry 投稿日:2001/08/05(Sun) 00:10 

高橋兼司様  ご投稿ありがとうございました。
丸沼芸術の森では、近々このHPでワイエスの絵のポスターをご紹介する予定です。 現在、アメリカへ発注していますのでご期待ください。
 ところで「遥か彼方に」は私もとても好きな作品です。ワイエスがはじめてドライブラッシュで描いたのには、興味深いエピソードがあったのです。 今度それについて書いてみたいと思います。
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[11] ポスタ-、複写等を探しています 投稿者:高橋 兼司 投稿日:2001/08/04(Sat) 00:21 

中学生の時にワイエスの「遥か彼方に」を見てからずっとワイエスの世界が好きで作品集等を購入してきました。オリジナルの作品などとてもとても手が出る金額ではないので、ずっとポスタ-、複写作品を探していますが手に入りません。どなたか購入できる方法がありましたら、お教え頂きたいのですが。
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[10] アンドリュー15歳のある晩 投稿者:blueberry 投稿日:2001/08/02(Thu) 08:55 

アンドリュー・ワイエスは小さい頃からアンディと呼ばれていました。今でも彼の親しい人たちはそのように呼んでいます。アンディの方が書き易いので私もしばらくの間そのように呼んでみたいと思います。
5人きょうだいで末っ子のアンディは、小さい頃から家族の中では
あまり注目されない、どちらかと言えば忘れられた存在で、父、N、C ワイエスからは全く無視されていた訳ではないけれど、あまり気にも留められていなかったようだとアンディは言っています。
自然に一人で遊ぶようになり、いつも丘や近くの農場を歩き回っていました。その頃の絵は水彩でぞんざいな描き方でした。田園風景はもちろん、父の絵本挿絵の影響で、中世のお城のロマンティックな絵や、武装した騎士、第一次世界大戦の兵隊もたくさん描いていました。当時アンディは指揮兵に興味があり、コレクションをしていました。
15歳の頃、シェイクスピアにかなり興味を持っていました。
ある晩、厚紙に景色などを描いて作ったミニチュアの劇場を父に見せ、自分で書いた寸劇について話したことがありました。アンディは、それ程期待感もなく父に見せたので、父はチラッと見ただけかと思ったらしいのですが、驚いたことには「アンディ、来週からアトリエに来なさい。そしてまずは配役から描きなさい。型どおりの勉強から始めよう」と初めて言われたのです。
その時初めて、父N,Cがアンディの生まれ持った才能をかなり重要視していて、それが芽吹く時をじっと待っていたのだと言うことが判ったのです。初期の作品の中には、インクで描かれた城や、中世の兵士の絵がありますが、アンディが天才児であったことを垣間見ることが出来ます。それらの絵は単純ながら正確であり、全く自由に描かれているのにもかかわらず、力量を感じさせます。
To be continued,
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[9] いたずらっこワイエス 投稿者:blueberry 投稿日:2001/07/26(Thu) 14:32 

幼い頃のアンドリューは、茶目っ気たっぷりのいたずらっ子でした。
彼をよく知っている人たちは、大人になったアンドリューが、今なお、あの子悪魔的な部分と無邪気さを時折表出するのに気付きます。
子供の生き生きとしたエネルギーが今もワイエス自身と彼の絵のなかで息づいています。
「消防自動車を持ったアンディー」という絵があります。
父親、N.C ワイエスが描いたものですが、アンドリューがモデルになると、手を始終動かしているので、N・Cは手を描くことが出来ず、たいてい未完成のまま放っておきました。
その絵をここでお見せできないのが残念ですが、なるほど、いたずらっ子の目をしたチャーミングなアンドリューの手元はぼやけています。 
その絵は、First Impressions Andrew Wyeth by Richard Meryman に掲載されています。 図書館に訳本がありますので
ご覧になりたい方はどうぞ。
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[8] メアリーさんからのメッセージ 投稿者:blueberry 投稿日:2001/07/24(Tue) 09:00 

ワイエスの専属学芸員、メアリー・ランダさんから、最新のメッセージが届きました。 
ワイエスのお誕生日祝いに招かれて、一週間のつもりが2週間も滞在し、2日まえにチャズフォードへ帰ってきたばかりだそうです。
この秋、日本へ講演に行くことをワイエスに話しましたら、講演用にとたくさんのスナップ写真を撮らせて下さったそうです。
その中には、ヘルガさんがワイエスとメアリーを一緒に撮ってくれたものがあるということでした。 ヘルガさんが健在で、今もワイエスの傍で助手を務めていらっしゃることは、ワイエスにとって精神的に大きな支えになっているに違いありません。
この秋、丸沼芸術の森で開催予定の、ワイエスフォーラムでは、84歳になられたアンドリュー・ワイエスの素顔の魅力をたっぷりと、メアリーランダさんがご紹介してくださることでしょう。
お誕生日については、いつか時間のあるときに、ということでした。残念!!
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[7] アルヴァロのブルーベリー 投稿者:blueberry 投稿日:2001/07/21(Sat) 05:55 

ワイエスはオルソンハウス・シリーズでブルーベリーを何度か描いています。 
メインの気候は冷涼でブルーベリーが育つのに最適なのでしょう、オルソンハウスの前に広がる草原には、しゃがまないと見つからないような低木に、青く熟したブルーベリーの小粒がぎっしり実っていました。
アルヴァロは農園で出荷用に栽培し、これを生活の糧としていました。くま手でブルーベリーをすくのは肩を痛めるほどの重労働だったそうです。
ワイエスが、ブルーベリーを描くのは、そこにアルヴァロの存在を表しているのです。
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[6] 再び、ワイエスの今 投稿者:blueberry 投稿日:2001/07/19(Thu) 07:14 

この頃、ワイエスは「ティールの島」シリーズを描いています。ティールというのは、島に住む漁師で、彼と海、船などを描いています。
昨年の夏、ファーンズワース美術館で、サマーショウをしていました。同じ主題を何度も描き続ける画家ですから、ここしばらくはティールを描いていくでしょう。
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[5] ワイエスは今 投稿者:blueberry 投稿日:2001/07/19(Thu) 06:54 

ワイエスは今年も5月26日にペンシルヴェニア州チャッズフォードを離れ、メイン州クッシングへ移動しました。10月末までこちらで過ごすのは、父NCワイエスの時代から恒例となっており、息子さんのジェイミーも同じように過ごしています。 ワイエス夫人のヴェッツイさんんが島を三つも買ってあるので、ワイエスもジェイミーもそれぞれ別々の島で制作中です。 宮城県の松島みたいな湾の中にある小さな島は、穏やかで涼しいそうです。去年の秋、右手首を骨折したので、一時はギプスをしていましたが、今はすっかりよくなって、一日のほとんどをアトリエで過ごしていらっしゃるそうです。
To be continued.
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[4] おしえてください 投稿者:HONPO 投稿日:2001/07/18(Wed) 00:06 

ワイエスの今の暮らしぶりは、どんなかんじですか?
どこで、
どんな一日を過ごしているのでしょうか?
順を追って説明してもらえると嬉しいです。
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[3] ワイエスのお孫さんのついて 投稿者:blueberry 投稿日:2001/07/17(Tue) 08:07 

ワイエスにはたった一人、長男ニコラスのお嬢さん、ヴィクトリアさんがいます。 いま大学で法律を勉強中ですが、夏休みの間はファーンズ・ワース美術館の図書館でボランティアをしています。去年の夏、私はこの美術館を訪れたとき、館長のクリス・クロスマン氏から彼女を紹介していただきました。 スリムで、長い足、広い美術館のフロアーを飛びはなるようにして動き回る。クロスマン氏が「私たちは彼女を、バウンシング・ボールと呼んでいるのですよ」と言っていました。青い瞳が美しかった、そして明るい笑顔、実に快活で、まるで小鳥のさえずりのようにしゃべり出したら止まらない。 お陰で、ワイエス家のユニークな生活を知ることが出来、大きな収穫となった。ワイエスの誕生日のこと、ヴェッツイおばあちゃん、そして、ヘルガさんのことも、ご両親について、ご自分の好きなワイエスの絵について、等々。この次はこの中のお誕生日についてかきましょうか。
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[2] ワイエスの誕生日 投稿者:blueberry 投稿日:2001/07/15(Sun) 19:09 

7月12日はアンドリューワイエスの84歳の誕生日でした。
ワイエスは毎年この日、メイン州クッシングで過ごします。ごく身近な家族だけでお祝いをするのですが、今年は22年間ワイエスの秘書兼学芸員をしていらっしゃる、メアリー・ランダさんもご招待を受けたそうなので、もしかしたらお誕生日の様子を教えていただけるかもしれません。 来週あたりこの欄にかけるかも、乞うご期待!!
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[1] はじめまして 投稿者:blueberry 投稿日:2001/07/14(Sat) 13:57 

これから、丸沼芸術の森アンドリュ-ワイエス展に向けて、
フレッシュな情報や、あれこれ?などをこのBBSを利用して
みなさまに発信していこうと思います。(^|^)